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映画「ヒゲの校長」

手話とろうの子供たちを守った実話を映画化
本編115分(字幕付き)

日 時
2022年12月24日(土)
1部:9時40分~
2部:12時05分~
3部:14時30分~
場 所
横浜市健康福祉総合センター 4階大ホール
※地下鉄桜木町駅の出口「西」からのアクセスが便利です。
参加費
鑑賞券 大人1,500円
(高校生以下 1,000円)

映画について

皆さんは、⽿がきこえない⼈と話されたことはありますか。筆談、ジェスチャー、⼝元を⾒せてゆっくりはっきり話すなど、さまざまなコミュニケーション⽅法がありますが、その中で⼿話をメインにして話す⼈たち「ろう者」がいます。ろう者にとって⼿話はかけがえのない⾔葉です。
ろう・難聴の⼦どもたちが通うろう学校・聴覚⽀援学校では、⼿話が使われてきたのだろう…そう、多くの⽅が思うでしょう。ところが、⼤正の終わり頃から最近までろう学校では⼿話は禁⽌・制限されていました。「⼝話法」と⾔って発声し、相⼿の⼝の動きを読みとる⽅法が急速に広がり、⼝話法を進めるには⼿話は不要なものとされてしまったからです。きこえない⼦どもが訓練によって話せるようになる…、なんと素晴らしいことだろうと、ろう者のことを知らない人は思うかも知れません。
しかし、口話法を身につけさせるために、かつての⼝話訓練は、つい⼿話で話してしまう⼦どもは叩かれ、両⼿を縛られもした苛酷なものでした。おおっぴらに手話ができないろう者たちはずっと苦しみました。
そこに疑問をもち、個々の子どもに合わせて⼿話と⼝話を取り⼊れる教育を進めた学校がありました。
この映画の舞台となる⼤阪市⽴聾唖学校です。
映画『ヒゲの校⻑』は、校⻑⾼橋潔を中⼼に教師たちがスクラムを組んで、⼿話を守り続けた実話がもとになっています。愛情と信念をもって⼦どもらに接した⾼橋と「チーム髙橋」の教員たち、⾼橋に献⾝的に寄り添った家族…戦争にあけくれた困難な時代に、ろう者と共に⽣きた⼈々の物語です。
どうぞ、ご家族、お友だちとご一緒にお越しください。

あらすじ

⼤正3年仙台から⼤阪へ、⻘年⾼橋潔は、恩師の紹介状を持って大阪市立聾学校聾唖学校の⾨を叩いた。家の事情にて海外留学し⾳楽家を⽬ざす夢をあきらめ、
失意にあった⾼橋。
そんな彼の前に現れたのは、家から追い出され、警官に連れられて来た正⼀君。耳がきこえず、会話できないもどかしさで暴れる正一君に、⾼橋は寄り添い、⼿話を覚え、彼と共に歩みだす…。⼿話やろう者のことを⾼橋先⽣に教えるきこえない先⽣たち…。
しかし、時代は⼤きく変わる。「⼝話法」という嵐が全国の聾学校に吹きまくり、⼝の動きを読み取り、発語できるようにするためには⼿話は禁⽌するべきと、ほとんどの学校が⼿話を抑えていった。
ろう者の⾔葉である⼿話がつぶされそうになっていく中、⼿話とろう者を守るべく、⾼橋校⻑と先⽣たちは⼀丸となって時代にあらがおうと⽴ち上がった…。

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横浜市聴覚障害者協会『はまデフ』のstoresからチケットのご購入が可能です。